チューブで栄養 高齢入院患者の6割 毎日新聞2016年4月30日 東京夕刊

要約

主に高齢者が長期入院する「療養病床」で、腹部に穴を開ける「胃ろう」などチューブを通じて人工的に栄養を補給したことのある人が、昨年10月時点で入院患者の62・9%に上ることが29日、日本慢性期医療協会の調査で分かった。

疑問

胃ろうを経験した事がある人と、死ぬまで胃ろうをしていく人とを分けずに統計をとるのはいかがなものか。
手術などで一時的に食事ができなくなった人などがいるのではないか。

考え

欧米では食事ができなくなった時が寿命と考えられているが、日本はどうだろうか。日本では本当に「死」に至るまで生きているという考えが強いと思われる。以前、日本とアメリカでの安楽死が問題になったが、この記事もそれと近しいものが感じられる。
本当に生きているとはどういうものか。基本的な生活ができるのがいいか、生物学的に生きているのか、そこの考え方によって日本の平均寿命が伸ばされているのかもしれない。