「スーパーK」はなぜ人食いグマになったのか?

要約

秋田県鹿角市の山林で、タケノコ採りの男女4人が相次いでツキノワグマに襲われ、死亡した事故は、最初の犠牲者が出てから約1か月が経過した。4人目の犠牲者が見つかった現場近くで雌グマが射殺されたが、このクマは“主犯”ではなく、現場近くで目撃された大型グマ「スーパーK」こそが、4人殺害の“主犯”だとNPO法人「日本ツキノワグマ研究所」の米田一彦理事長(68)は見ている。スーパーKはなぜ、人食いグマなってしまったのか。そして今、どこにいるのか。現地を2回にわたって調査し、ツキノワグマの生態を熟知している米田理事長が分析する。

疑問

問題は熊だけにあるのか。

考え

熊が人の住居地付近まで降りてくるのは山に食べ物がないからではないのか。人がちゃんと山に入り、昔のように適度に木の実を取ったり、伐採をしたりして環境を整えていればこうなることはなかったのかもしれない。